GA4で「問い合わせ数」や「資料請求数」を確認する際、毎回「イベント数」指標を選んでから「イベント名」でフィルタをかけていませんか?
この手間を省き、探索レポートやLooker Studioで「表示回数」などと同じように独立した指標として扱えるようにするのが「カスタム指標」の登録です。
ただし、設定には「日本語名の罠」や「パラメータの設計」など、いくつか実務上の注意点があります。今回は、後の分析が劇的に楽になるカスタム指標の正しい設定手順を解説します。
注意!イベント名に「日本語」を使っていませんか?
GA4の「イベント作成」機能などで、イベント名に日本語(例:問い合わせ完了)を設定してしまっている場合、注意が必要です。
- Looker Studioでの不具合: 日本語のイベント名はLooker Studioにインポートした際、指標として正しく認識されなかったり、フィールド名が空欄になったりする不具合が発生しやすくなります。
- 鉄則: イベント名は必ず「半角英数字(
contact_completeなど)で設定しましょう。日本語で表示させたい場合は、Looker Studio側で名前を書き換えるか、GA4の「カスタム指標名」の方に日本語を使い、大元のイベント名は英数にするのが運用上の正解です。
すでにキーイベントは日本語になっていて今さら変えられない…。という方も大丈夫。次のパラメータ+カスタム指標で解決できます。
ステップ1:イベント作成時に「カウント用パラメータ」を仕込む
カスタム指標用に、イベント発生時に数値の「1」を送る設定をしておくと、集計が非常にスムーズになります。
- GA4の「イベントを作成」またはGTMの設定で、特定のイベントにパラメータを追加します。
- パラメータ名:
(任意)contact_complete_count - 値:
1これで、そのイベントが起きるたびに「1」という数値データが一緒に送信されるようになります。
ステップ2:カスタム指標の登録(ここが肝!)
送信された「1」という数値を、GA4に「これは集計可能な指標ですよ」と教えてあげます。
- 管理画面 > カスタム定義 > カスタム指標 を作成。
- 指標名:
問い合わせ数(日本語でOK) - 範囲(スコープ):
イベント - イベントパラメータ: ここに先ほど設定した
を指定します。contact_complete_count
Looker Studioでのメリット:フィルタ地獄からの解放
通常、Looker Studioで特定のイベント数を出したいときは「イベント数」という指標を選び、さらに「イベント名」でフィルタをかける必要があります。しかし、このカスタム指標を設定しておけば:
- 指標一覧から「問い合わせ数」を選ぶだけ。
- フィルタを何層も重ねる必要がなくなり、レポートの動作も軽くなります。
- 「問い合わせ数 ÷ セッション数」といった計算フィールドも、標準指標と同じ感覚で簡単に作成できます。
まとめ:後の自分が楽をするための「一手間」
日本語名の回避とパラメータの付与。この初期設定の一手間を惜しまないことで、Looker Studioでの「数値が出ない!」というストレスから解放され、探索レポートも劇的に使いやすくなります。
